Vol.5 7NaNatural

“CoSTORY Project 第一弾” 使い続けられる什器を

使い続けられるナナチュラルの什器

商品を並べる棚は、新商品が出たり
販売期間が終わったりするたびに
大量に捨てられているという現状を知りました。

なにかほかに方法はないだろうか。
小さなアクションかもしれないけれど
わたしたちの想いを形にしてくれたのは
“Studio POETIC CURIOSITY” 青沼さん。

素材には「カラーMDF」という間伐材を。
ブロック状のパーツを組み合わせれば、
お店の販売スペースに合わせてその都度、
形を変えられる設計です。

傷や汚れが表面についても
やすりなどで表面を磨き直せば、
ずっと美しく使い続けることができます。

小さなアクションであったとしても、
そこに持続的な選択肢を見いだすために。
わたしたちは考え、行動し続けたいと思います。

By 7NaNatural

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配慮や優しさを整えるために、
習慣や常識をも飛び越えるその強い意志を感じ、
『7NaNatural』の什器共同開発プロジェクトに
参加させていただくことを決めました。

店頭では、ダンボールや
プラスチックでできたものがよく目に付きます。
そして、期間が終わると廃棄されてしまう。
消費を繰り返すこのサイクルは、
あまりこの時代にそぐわない。

そこでわたしたちは、
「棄てない什器」をデザインしました。
「カラーMDF」というエコロジー素材を使い、
本当に必要な分だけ作って、
すこし傷がついても汚れても、
またリペアすればずっと使い続けられる。

ともすると、他ブランドと並んだ際に
少し地味に見えるかもしれません。
しかし、そのコントラストはきっと目に付き、
製品の持つメッセージを感じていただけるでしょう。

By 青沼優介


Studio POETIC CURIOSITY
「詩的好奇心」をテーマとして掲げる、青沼優介と三好賢聖によるデザインスタジオ。2015年、ミラノにて開催された展覧会への出展がきっかけとなり、共同制作などの機会を経て、2020年にユニットを結成。主に東京を拠点に活動中。技術進歩に未来を委ねるのではなく、今ある景色、現象、ふるまい、出来事などの行間に潜む詩的な観点を見出し、その言語化と具体化による制作を得意とする。リサーチベースの視点を軸に据えながらも、制作・実験の試行錯誤から生まれる発見を大切にしている。


青沼優介 
(@Yusuke Aonuma)
東京藝術大学美術学部デザイン専攻を修了。同大学教育研究助手を経てデザインスタジオStudio POETIC CURIOSITYを2019年に設立。「詩的好奇心」をコンセプトにジャンルを問わずデザイン活動を行う。また、たんぽぽの綿毛を使ったインスタレーション「息を立てる/都市を植える」で2018年東京ミッドタウンアートアワードのグランプリを受賞。アーティスト活動も精力的に行っている。武蔵野美術大学非常勤講師、横浜美術大学常勤助手。

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「7NaNatural CoSTORY Project」について
共創から、協奏へ。 「つくる」とその先のブランドストーリーを「共有する」「育てる」までをともに。 7NaNaturalと誰かが一緒になって、あたりまえを“Rethink”する。 ジャムセッションのように、新しい価値が有機的にうまれる。 人生も、世の中も、ナナイロにしていくための、協奏(共創)プロジェクト。